<初心者必見‼>1年で、偏差値38から65にあげた英語の勉強法‼

こんにちは!まったりブログです!

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今回は英語を偏差値35から65にあげた勉強法をご紹介します!

私には浪人経験が1年間あります。浪人を始めたころの英語の偏差値は、なんと”35”でした(笑)。私は英語が特別に得意なわけではありませんが、私の強みは「1年間で偏差値を30あげたこと」です。なので、英語を大の苦手としている人の気持ちは痛いほど分かります。そして英語を、苦手科目から得意科目とするためのプロセスは胸を張ってご紹介できます!

 

 

 

1.はじめに

”とくに”この記事を読んでほしい人は

  • 英語という概念から分からない
  • 難関私大を目指している
  • 英語の偏差値をあげたいと本気で思っている

なぜこれらをピックアップしたのかというと、浪人開始時の私もこのような状態だったからです。このように、結論から言うと「英語は頑張れば誰でもできるようになる」のです。

 

 

2.勉強する前に、「英語」というものを理解しよう!

ここで断っておきたいことは、私が言っている「英語」とは、受験のための「英語」です。

他の教科と違って、英語にはいろいろな勉強があります。「単語などの暗記系」、「精読」、「文法」、「読解」です(私立志望だったため、リスニングはしていませんでした)。もう一つ異なることは、英語は「読解」以外のこれら全てを同時進行でかつ、受験が終わるまで永遠にしなければならないということです。そもそもなぜ同時進行でかつ、永遠としなければならないのか。理由は2つあります。

  1. 「暗記系」、「精読」、「文法」ができるようになって初めて、「読解」ができるようになる
  2. これら全てはやり続けなければ、忘れてしまう

そして目指すべき理想像は、英語脳になることです。例を挙げます。

apple」って何ですか?きっと皆さんは「りんご」と答えるでしょう。英語脳の観点から言うと不正解です。答えは「apple」です。は?ってなりますよね(笑)。

つまり英語脳とは、英語を英語のまま解釈することです。「apple」は「apple」なんです。勉強したての頃は、英語を頭の中で日本語に置き換えて解釈しています。英語ができる人はこのプロセスをとばしています。だから英語を読むのが速いのです。英語脳を目指しましょう!

 

 

3.暗記系

ここで挙げるのは「英単語」、「英熟語」、「英語構文」です。これらには効率のよい暗記方法はありません。あえて言うならば、自分にあった暗記法が1番効率の良いやりかたです。暗記するときに意識してほしいことは、赤シートで隠した単語を一瞬で訳すことです。この作業が英語脳につながります。1周目はもちろん無理ですが、何周もするうちに覚えてきます!とりあえず頑張って覚えましょう!

覚える際の注意点ですが、自動詞・他動詞の区別をしましょう!動詞は「~をする」という訳の動詞です。自動詞はそれ以外の動詞です。他動詞だと「~」に入る名詞が必要です。つまり、目的語が必要な動詞です。反対に自動詞は目的語がなくても文が成立するのです。と言われてもピンとこないので、例を挙げます!

speak「話す」

自動詞ですか?他動詞ですか?

答えは、他動詞です!

「話す」と言われても「何を?」ってなりますよね(笑)。つまり目的語を必要とします。I speak .ではなくて、I speak English .でないとダメなんです!

 「こんなん覚えて何になるん?」って言いたくなりますよね(笑)。

自動詞・他動詞を覚えることで、読解にも生きてきます!

「他動詞やのに目的語がないってことは、この文は不完全文やな!ってことは関係詞か!」などです(笑)。

今は何を言っているか分からないと思いますが、精読をするにつれて分かってきます!

「英単語」、「英熟語」は自分の覚えやすい単語帳を使用してください‼どの単語帳も掲載されている単語はほとんど同じで、あとは構成が違うだけです。私は「ターゲット1900」と「ターゲット1000」を使っていました。一番シンプルな構成です。

次は「英語構文」です。英語構文とはなにか。例を挙げます。

(例)

It takes (人)+時間 to do 「人がdoするのに時間がかかる」

実際の英文にしてみると、

It takes (me)+ten minutes to make this cake. 「(私は)このケーキを作るのに10分かかる」

*()内は省略可

英語には、このような決まった文の構成がたくさん存在します。そこで私は、「解体英語構文」をおススメします!

内容・構成

  • テーマごとに構文が載ってある
  • 全部で○○項
  • 全ての構文に解説あり
  • 別紙あり

これだけ多くの構文が載ってあり、解説が詳しい参考書はないです。

始めは本紙を読みながらひたすらノートに書き、慣れてきたら別紙で英単語と同じ要領で勉強します。この勉強は、英語訳や並び替えにも強くなります!別紙はとても薄いので、電車の中などでとても活躍します!

唯一、うーんと思ったところは、赤シートで隠れるようになってないというところです。

もし英語構文の参考書を用意しないと、これから問題として出会う構文をノートにメモって、覚えていく勉強法になります。これだとすごい時間の無駄ですし、効率悪いですよね(笑)。

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4.英文法

「よくある、英文の穴抜きを4択で答える問題に強くなるだけやろ?」とはじめは思っていました。それもあるんですが、英語を勉強するにつれて本当の大切さが分かってきました。

では、文法を勉強することで何が得られるの?ズバリ答えます!英文が読めるようになります。英文は単語と構文と文法で構成されています。

英文=英単語+構文+文法

文法は、一言でいうと英語のルールです。

例を挙げます。

What do you say to ~ing? 「~しませんか?」

これは動名詞という範囲です。通常「to」のあとには原型が来ますよね?でもなぜかing形。厳密にいうと、この「to」は不定詞ではなくて前置詞だからです。

次はレベルを上げた例を挙げます。

Seeing the sea , I almost cried . 「私は海を見たとき、泣きそうになった。」

「え、Whenないやん?!」ってなりますよね(笑)。これは分詞という範囲です。副詞節(ここでいうWhen節)と主節(ここでいうWhenではないほうの節)の主語が同じ場合、副詞節と主語を消して動詞をing形にできるというルールがあります。

これらは文法を勉強しないとできません。私自身、高校卒業時は知りませんでした(笑)。

そこでご紹介する文法の参考書は、「Forest」と「頻出 英文法・語法問題1000」です。「Forest」は高校で配られる分厚い参考書の1種です。学校で配られたものを使ってくれてかまいません!文法の全てが分かりやすく、細かく載っています。

次に「頻出 英文法・語法問題1000」です!

内容・構成

  • テーマごとに載っている
  • 解説が詳しい
  • 覚えるべきフレーズなどがまとめられている
  • 4択以外にも正誤問題と並び替え問題がある

私はこの問題集を重宝していました!問題と解説で冊子が別れているのですが、解説の冊子は問題の冊子よりも3倍ほど分厚いです(笑)。それくらい解説に力を入れています!この問題集を解くときは、隣に「Forest」を置いて勉強しましょう!分からない問題に出くわしたとき、「Forest」で確認することで問題解決、記憶の定着につながります!

唯一、うーんと思ったところは4択問題に関してです。4択問題で、正解以外の選択肢はなぜ間違いだったのかが解説されていないところがあります。

しかし、困ったところは学校や塾の先生に質問すればいいだけです。困ること以上に得られることが大きいです!とくに語法の範囲は全ての問題を余すことなく載っています。はじめはとても難しく感じると思います。コツコツ頑張りましょう!目標10周‼

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問題

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答え・解説

5.精読

精読とはじっくり英文を読むことです。具体的には、品詞分解をして、英文の構造を把握します。例を挙げます。

I know a man who has a lot of money . 「私はお金をたくさん持っている男性を知っています。」

この英文を品詞分解できますか?

Iが主語

knowが動詞

manが目的語

who以降が関係詞節で 、man にかかっている

これが精読です。ここで関係詞という言葉がでできましたが、これは文法を勉強しないと理解できないです。

では、精読をすることでなにが得られるのか。

  1. 英文を正確に読めるようになる
  2. 長文を速く読めるようになる
  3. 文法の知識が強化される
  4. 英語の性質が分かってくる

とくに得られるものが大きいのは、1と2です。

私は上の例文を見た瞬間に品詞分解し、英文の構造が分かります。これは英文を正確に捉えられている証拠です。このトレーニングを続けると、速読にも効果が期待できます。

しかし、「精読」の大切さを知らずに勉強している受験生がかなり多いのが現状です。なぜ「精読」のトレーニングをせずに受験に挑むのか、私には理解できないです!

ここで、差をつけてやりましょう‼

それではおススメの参考書をレベル別にご紹介します!

 

レベル1 「基礎 英文解釈の技術100」

内容・構成

  • 問題形式ではなく、2,3行の例文に解説が載っている
  • 例文に沿った解説が主
  • 同じテーマで演習あり
  • 全100題
  • CDあり

「基礎 英文解釈の技術100」のシリーズは3つあって、この参考書は真ん中のレベルです。なぜ1番簡単な参考書から勉強しないのか。この参考書は基礎から応用までが載っていて、下のレベルだと基礎しか載っていません。時間は有限です。はじめにも言った通り、英語はたくさんのことを勉強しなければなりません。精読だけに時間をかけることはできないのです。

唯一、うーんと思うところは、全ての文に解説がされているわけではないというところです。

しかし、1つ1つの解説はとても詳しく、最短で精読そして、速読の基礎が身につきます!解説がないところは全て先生に聞いていました(笑)。

 

kaabbcc.hatenablog.com

 活用法を紹介しています!効率よく勉強できるように、徹底的に解説しているのでご覧ください!

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レベル2 「大学受験のための 英文熟考㊤」

内容・構成

  • 問題形式ではなく、1行の例文に解説が載ってある
  • 文法用語の解説が主
  • 全70題
  • CDあり
  • 単語チェックあり

この参考書は「基礎 英文解釈の技術100」と解説のタイプが異なります。解説自体はとても詳しいのですが、例文と違った文で解説しているので自分で例文に当てはめて、考える必要があります。なので、この参考書を完璧にすると間違いなく偏差値が上がります!私はそこがとても良いなと感じました!

唯一、うーんと思ったところは、ないです!(笑)

活用法は後日、別の記事に掲載します!

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レベル3 「大学受験のための 英文熟考㊦」

内容・構成

  • 問題形式ではなく、2,3行の例文に解説が載ってある
  • 文法用語の解説が主
  • 全70題
  • CDあり
  • 単語チェックあり

解説のタイプは㊤と同じですが、㊦になって例文も解説も難しくなります。㊤と㊦で全テーマなので2冊とも勉強しなければなりませんが、㊤を完璧にしてから㊦をしましょう!

 

 

6.読解

読解の練習は夏まで封印しておきましょう!なぜなら先にも言った通り、読解は「文法」や「精読」の知識が身についてはじめて、できるようになるものだからです。
読解の勉強をスタートしても、これまでの勉強はやめないように!

 

レベル1 「ポラリス1」

内容・構成

  • 入試によく出題されるテーマが載っている
  • 平均500字ほどの長文
  • 全12題
  • 音声ダウンロードあり
  • センターレベル

私は多くの読解問題集を使ってきましたが、ポラリス」ほど解説がしっかりしている問題集は見たことがありません!

答えの解説はもちろん、1文1文にとても詳しい解説が載ってあり、英文の構造もしっかり取ることができます!徹底的に精読ができます!初めての長文問題集には最適です!

問題集のはじめに「闇雲に読む50題よりもこの本の12題」と書かれています。まさにその通りです!

他にも、全ての長文で話題性のあるテーマを扱っています。例えば、「インターネットのせいで学力が低下する」というテーマの長文があります。まさに入試にでそうなテーマですよね(笑)。

 唯一、うーんと思ったところは、語数の偏りです。200字の問題もあれば、800字の問題もあります。統一してほしかったです。

しかし読解集を使うのはこれだけではないので、あまり気にしなくてもいいと思います!

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レベル2 「ポラリス2」

内容・構成

  • 入試によく出題されそうなテーマが載っている
  • 平均700字ほどの長文
  • 全12題
  • 音声ダウンロードあり
  • 関関同立GMARCHレベル

私の評価は上記と同じです!

 

レベル3 「英語長文 ハイパートレーニング レベル3」

内容・構成

解説は「ポラリス」と同様、問題の解説はもちろん徹底的に精読ができるように、1文1文に構造を振ってくれています!

他には、長文内で出てきた難しい語句が整理されてあったります。

私が1番良かった点は、速読トレーニングのページがあることです!速読ができるようになるためには「音読」が必須です!音読の効果、方法は次で説明します。

唯一、うーんと思ったところは音声がダウンロードではなく、CDだということです。CDプレイヤーを持ち歩くのは面倒ですよね(笑)

この参考書が完璧に読めるようになれば、難関大合格は間違いないです!

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7.速読ができるようになるには

いくら長文が読めるようになっても制限時間に間に合わなければ意味がありません。

速読力を鍛えるには「音読」が必要不可欠です!

音読は目で英文を見て、声で英語を発します。「それやったら呪文唱えてるだけやん」ってなりますよね(笑)。

例えば、I play teniss . という英文があります。声に出して読んでみても、声に出しながら意味を解釈できますよね!英語脳になっている証拠です。しかし英文のレベルが上がってくると、声に出しながら同時には意味を解釈できませんよね。練習するしかないのです。練習していくにつれて、英語脳になってきます!

では音読をするときになにを意識するのでしょうか?

①音読するときは「目」で品詞分解し、英文の構造を知ることを意識する 

②英語を声に出しながら、同時に意味を解釈する

I play teniss . を音読するときに、主語、述語、目的語を振り分けるのです。そして音読しながら意味を解釈します。

これの繰り返しで英語脳になり、速読を鍛えることができます!

 

 

8.最後に

英語ができるようになるには、不断の努力が必要です。

他の教科よりもやるべきことが多く、大変だと思います。しかしどの大学を受験しようと、英語が必須であるのは間違いないし、1番配点が高い大学がほとんどだと思います。

合格するかは英語にかかってます!頑張りましょう!少しでも皆さんの参考になれば、幸いです!